強押しは身体を壊す
スタッフブログ
今回のテーマは『強押しは身体を壊す』です。
以前は1時間6,000円だったものが半値で施術が受けられるようになった
マッサージ業界
通いやすさの裏で強押し文化が生まれ、それによる被害が起きていることを
ご存知でしょうか?
今までの勤務先で強押しについてはよく同僚と話しておりました。
強く押せる人=上手
強く押す=効く、効果が出る
など最近『強さ』が判断基準になってきているという意見が一致したこともありました。
『強押し』は特に女性施術者を苦しめていました。
腱鞘炎 指を痛める 腰痛
施術者生命に関わる症状を抱えながら施術をしているスタッフもおりました。
男性施術者とて同じです。
強押し希望のほとんどの方の身体は鉄板のように硬く、それを強く押すとなると
経験年数、技術関係なく施術者の身体を壊します。
お客様の知らないところで『施術者の身体が壊れていく』被害が裏では起きていました。
もう一つ被害
それは『お客様の身体の感覚が壊れていく』ことです。
自覚がないだけで筋肉の繊維が壊され
より強い刺激に耐えられる筋肉になっていき徐々に感覚が鈍くなっていきます。
この悪循環が続くことで身体の感覚を壊していきます
実際に施術中隣のベッドから
『今日は何も感じない・・・いつもと同じ力だよね?今日はもっと強くできる?』
というような会話を何度も聞き、施術後バックヤードで施術者の苦しむ姿も何度も見てきました。
強押しで気持ちよさを感じていてもそこまで押さないと感じない
身体になっていること、
そして、体内では感覚が失われる悪循環に陥っていることを
知って頂ければ幸いです。
ボディ押す整体院開院のきっかけの1つでもある強押しについて
次回からは実際のエピソードをあげていきます。
本当に良いものはなにか
もう一度一緒に考えていきましょう